お花をつくる時、いろんな器を使いますが、
私だけのとっておきの器。
父親がつくった琺瑯看板。
私が使う時は、お水がこぼれないように
看板を裏返して立ち上がりをトレイ代わりに使います。
琺瑯看板とは、鉄の板にガラスでつくった釉薬を
専門の液体で溶かしそれを、板の上に文字などをのせて焼いたもの。
素材は違いますが、陶器と似ています。
落して割ったりしなければ、耐久性にも優れています。
私がひとに実家の家業を説明する時は、
昔で有名な・・・
蚊取り線香の看板や
こんちゃんのオロナミンCの看板、というと
周りの人たちは「あ−。」っと言われます。
現在は、表札や道路標識や方向指示版なども製作しています。
いま父が2代目で、
娘三人はすでに各々手に職なので、
現在後継者募集中です!
父方の祖父と祖母が佐賀県は有田・伊万里の生まれで
親戚の窯元から仕入れた磁器を戦後福岡は中洲や川端の料亭などに納めたを元手に琺瑯製作所を立ち上げました。
原田琺瑯製作所
http://www.harada-horo.com
そして、とっても不思議なエピソード。。
ほんとに、その時はどきっとした!
私のBlogにも何度か登場していただいている
料理人のたかはしよしこちゃん。
彼女とはかれこれ3年前の出会い。
神宮前に引っ越してきて
よしこちゃんの紹介で
幼馴染で建築家のゆうこちゃんや
ランドスケーププロダクツの皆さんと出会い
活版印刷とも出会う。
当時三茶で活版再生展が行われていて、
そのチラシをパピエラボの江藤君より、もらったとき。。
「 なんかー、このチラシお父さんの琺瑯看板思い出させるな。」
と、私が口を開いたとたん。
江藤君ー「さっちゃんって、福岡出身じゃない?(僕と一緒の)」
私ーーー「そうだけど、なんで?」
江藤君ー「ひょっとして、原田琺瑯製作所?」
私ーーー「なんで、知っとると?」
江藤君ー「だって、去年一緒にお仕事させてもらったもん。」
私が出会う前に、自分の遠く離れた両親が彼達と出会っていた
・・・ふしぎなご縁でした。
私のまわりは、琺瑯の良さを分かってくれるし。
私自身も。広めたい。。
なので、たいせつなまわりの人への贈り物。
実家に戻ったときにいらなくなった看板を拝借しては、
東京に持ち帰り、花を盛る。
今回は、初夏の見た目にも涼しい紫陽花
蓋を開けた時の爽快感とともに、薬品瓶に。
ふわふわ水中の中で浮く、サルビニア
カップケーキのように。
初夏の花、すずらんとエーデルワイス。
小さい夏のお庭をつくりました。
父のせなか、職人魂
ちゃんと受け継げるといいな。